大人組 2006 7月号



Boulangerie Rauk 葵橋店●京都・出町柳

        京都のゆるやかな午後に、町家でパンとの対話を・・・

           出町柳の駅から加茂川沿いにぶらりと歩いていくと、町家の2階でゆったりとした時間を感じながら、パンと対話できる店がある
           JR京都駅近くにある「ブーランジェリーRauk」が3月に出した葵橋店だ。
           1階はパン売り場で2階がイートインスペース。
           窓際にはカウンター席があり外を眺めながら一人の時間を満喫できる。
           店内は木が基調で、さっぱりとした清潔感と落ち着きがある。
           そんな空間の中で焼きたてのパンの薫りに包まれながら、パンとコーヒーを頂けるとは、なんて幸せなんだろう。
           おすすめといえば、リンゴの紅茶パンだろうか。アールグレイの葉を1週間自家培養し発酵させた酵母菌を使っている。
           そんなフルーティなパンにリンゴを刻んで練り込んだもの。
           手でちぎると、やんわりと紅茶の薫りがする。
           紅茶の葉を練り込むのではなく、紅茶のはを発酵させるとは。。。。
           このパンにはコーヒーより紅茶の方が合うようなきがする。
           天然酵母 渋皮付き栗も捨てがたい。ライ麦全粒粉で培養した自家製天然酵母ルヴァン種を使ったフランスパンの生地に
           栗を練り込んだもの。手でちぎるたびに香りが立ち上がり薫りだけでも癒されそう。
           葵橋店も本店と同様、酵母を自家培養し、じっくりと発酵させてパンをつくっている。
           本店と1つだけ違う点があるという・・・
           それは水。京都の天然水をつかっているのだとか。